理想の自分についてシミュレーションしていきます。
理想の自分:日本で困っている外国人に英語で流暢に話し助けている自分。
駅で電車の乗り方がわからない(日本人でもわかりにくいほど複雑!)、道に迷っている、そんな外国人にサッと近づき、「どうかしましたか?」と助けてあげたい、という自分になりたい方。
これは今すぐにでもできます。結論、とにかくやってみましょう。とはいえ、勇気もないし、返されたら答えられないし・・・いや、中学校までの知識で大丈夫。
「Can I help you?」
「Oh thank you, how can I get to Hibiya station?」・・・
いやいやそんなに教科書みたいに答え返ってこないし、ベラベラ返されるの無理無理無理!!とそこまでそれではとりあえず英会話スクールやオンラインで体験レッスンを受けてみましょう。体験は大抵無料でしょうし、リスクフリー。一度、英語が通じた経験をしたら、楽しい!!と思えるはずです。
楽しければ続けたらよいし、度胸がついたら外国人に話しかけてみよう。今はパンデミックの影響で外国人旅行客は少ないかもしれません。
日本在住の外国人にカフェで話しかけてみるのも手です。突然こんにちは、と話しかけるのはためらわれますが、例えばアメリカ人は知らない人に話しかけ世間話をするのは日常茶飯事。
何か素敵なアイテムを身につけていたら、I love your dress!と褒めてあげたり、何か世間話をするのはいたって普通です。先日もショッピングをしていたら、おばさまが突然、子供の話をしてきて、しばらく「子供は男の子ばかりで大変。家の中がごちゃごちゃになるのよ~」とかれこれ10分くらい話しをしてました。私も切れず・・・。これは極端だと思いますが、とにかく話しかけても変人扱いはあまりされないでしょう。
とにかく日本の人は完璧を求めがち。外国の人はミスして会話がなかなか通じなくても全然気にしませんよ!!
理想の自分:今の会社(日本の会社)で英語が話せて頼られる自分
会社の規模にもよりますが、海外部のような海外と繋がりのある部に異動することが一番てっとり早いですよね。そうすれば周りも話せる人がいるので、自然に刺激となって英会話に通ったり出来ると思います。
逆に、とてもドメスティックな会社で海外部など無い場合、私は逆にチャンスだとおもいます!自分が先頭となって海外とのコネクションを作れるかもしれないなんて、可能性がありすぎです!!
私なら、まずは自社事業研究をして、どこの国とどのようなビジネスの可能性があるのかを探り、提案してみます。「英語で頼られる自分」にはもちろん英語力は必要ですが、ニワトリが先か、たまごが先か、です。
つまり、社内での道をつくってから強制的に英語を話す自分を作るか、英語を勉強してから道を作るかですが、前者を圧倒的におすすめします。逃げられない道を作るのは時に大切です。
私はアメリカが専門なので他の国のことはわからないのですが、アメリカには中小企業向けのアメリカへの投資サミットである「セレクトUSA」があります。以前、アメリカ大使館に勤めていた時に広報として知ったのですが、中小優良企業にアメリカでの事務所開設の商談が出来るものです。
https://jp.usembassy.gov/ja/business-ja/getting-started-usa-ja/
海外は自国に投資をして欲しいもの。是非興味のある国の大使館にそのようなプログラムやイベントがないか問い合わせてみてください。
理想の自分:海外で働いている自分
これはなかなかハードルが高そうに感じる方も多いと思いますが、道はあります。
自分の所属している会社に海外の部署があればストレスフリーですね。それ以外のケースを考えてみます。
一番の問題はビザなんです。大抵の国は就労ビザの取得が難しいです。アメリカも特にそうです。では、悩む前に、ビザを出してくれる仕事内容を考えてみます。
私が最初に海外で働いたのは、在外公館派遣員という仕事。全世界の日本の在外公館(大使
館、総領事館など)に派遣され、外交官の補佐など館務を行います。学生の間休学して参加する人も多いですし、社会人経験を積んだあとに参加する方もいます。私は後者でした。仕事内容は限られますのでこれまでの特別なキャリアを生かしたいなどであれば難しいかもしれませんが、何より海外経験を積むことができるので、とっかかりとしてはおすすめです。
国会議員や大臣が海外出張に来られるときの空港支援などを行います。普通の経験ではないので面白いですよ!
または、航空会社という手もあります。外資系客室乗務員であればビザをサポートする会社も多いので、そのまま海外ベースという可能性もあります。
少し遠回りのように感じるかもしれませんが、アメリカに留学して卒業後にOPT(Optional Practical Training)という1年の経験のためのビザがとれます。OPTはお試しのようなビザなのですが、その1年の間に就職をなんとか決め、就労ビザに切り替えてもらう学生もいます。
このように探せば色々とあると思います。在外公館派遣員や航空会社など、また別にご紹介したいと思います。
このように道は探せばあるはず。
あなたに合った道を一緒に考えましょう!